往復とも日中の宗谷海峡を眺めているうちに目的地に着くワンデイクルーズ

2011.12.24

日本最北端の町・北海道稚内市。日本列島最北端の宗谷岬からは、天候がよければ大きな島影を望むことができる。これがサハリン島。現在はロシアが統治しているが、六十数年前までは日本が治めた「樺太」と呼ばれる土地であった。当時、稚内と樺太南部の港町・大泊の間には「稚泊連絡船」が宗谷海峡の間を頻繁に行き来していた。終戦直後に旧ソ連がこの島を占領し、冷戦時代に日本とサハリンの交流が途絶したことで連絡航路も消滅した。

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しかし一九九九年、東日本海フェリー(現在、「ハートランドフェリー」と改称)が所有する「アインス宗谷」(二六二八総トン・定員二二三名)が、日本船として戦後初めて稚内とサハリンのコルサコフ港との間に定期航路を開いた。なお、コルサコフはかつての大泊であったことから稚泊連絡航路の復活と言われた。二〇〇八年は五月から一〇月の間に三八便が運航された。戦前の稚泊航路と違い、現在冬季の運航は行われてはいない。二〇〇八年の運航ダイヤは一〇時稚内出港→一七時三〇分コルサコフ到着/コルサコフ一○時出港→一三時三〇分稚内到着(いずれも現地時間。サハリン時間は日本時間の十二時間)と、一五九キロを五時間半で結ぶ。往復ともに日中の宗谷海峡を眺めているうちに目的地に着いてしまう、ワンデイクルーズとなる。片道(カッコ内は往復)運賃は二等二万四〇〇〇円(三万八〇〇〇円)・一等和室二万九〇〇〇円(四万三〇〇〇円)二等ラウンジ〈座席指定〉三万四〇〇〇円(四万八〇〇〇円)。





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