ホテルはなぜ、これほどまでにバリアフリー対策に熱心なのだろうか。京王プラザホテルは、その名の通り、あらゆる人が集まる広場(プラザ)でありたいという願いを抱きながら営業を続けてきたという。「ですから、私どもがバリアフリー対策に熱心なのも、最初のコンセプトに基づいていると言っていいのかもしれませんね」四〇年前の開業時に入社したマネージャーさんは、こう説明する。「それに、まったく新しい立地に建設されたこともあってか、新しいことをどんどんやろうといった社風が生まれたということもあると思います。
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さらに言えば、障がいを持った方をどうお迎えするのかという先には、ご高齢の方をどうお迎えするのかという大きなテーマが見えてくるのですね。日本は間違いなく超高齢社会になりますから、規模の大きい私どものようなホテルでは、不得意な分野があってはならないということなのです」すでに突入している超高齢社会において、ホテルが生き残っていくためにも、バリアフリー対策は必須だということなのだろう。ここでは、そういった考え方に基づいて、○二年にエコロジー&バリアフリーをテーマに掲げたプロジェクトチーム「バーズアイ」を社内で立ち上げている。アイマスクを使って歩いたり、車椅子に乗って移動したりと、擬似体験などを通して、スタッフの意識を高める活動を行なっているほか、労働組合との共催で年に一回、チャリティーイベント「ボランティア・プラザ」を開催して、バリアフリーとエコロジーへの理解を深めていっている。